明けましておめでとうございます。
ついに２０１４年です。
２０１４年になる前に『Colors/Forest』を完成させるという目標を達成できて本当によかったです。

さて、次作についてですが、
今日書くことは大きくわけて２つ、
『製作期間、規模について』と『話の内容について』です。

【製作期間、規模について】

前作の一番の失敗は、開発期間が延びすぎたこと、だと思っています。
死舞草を超えるクオリティで作るんだと意気込んでいたのもあるでしょうし、
話の規模的にもですし、内容的にもあっちこっち時系列を飛んでいますし、
『主観記憶を読み取る』という設定上やむを得なかった部分もありますが、
絵関連の素材の量が、無償の域を超えていたと感じました。

素材の量が増えるほど、依頼するメンバーに気を使わなければならないし、
当然、開発期間も伸びてしまいます。

なので、次作では、キャラはキャラデザのみお願いして、どこか（ホームページやゲーム内）に載せ、
背景は、実写に似せ細部まで書き込んだものではなく、場所がどこか（学校だとかグラウンドだとか外だとか）わかる程度の、
記号としての意味合いの強いものを（『断片的な情報』で使用したようなもの）、
といった形で、一定のクオリティを維持しつつ、絵に関する作業量をかなり減らして開発の規模を縮小してみようと思います。

イメージとしては、
今まで学んできたことを踏襲しつつ、
また１から組み直してみて、無駄を削ぎ落とす、と言った感じで（創作なんてそれの繰り返しなんでしょうけど）、
テキスト重視の、純粋なサウンドノベル、という形になると思います。

テキスト量はまだわからないのですが、おそらく減ると思います。
というのも、今後は毎年１本ペースで、なにかしら作品を出していきたいと思っているので、
開発期間を１年と定めて、それで可能な規模のものを作っていくつもりです。

【話の内容について】

基本的に続編というものは、作らないです。
なので今作が『死舞草2』ではなかったように、『Colors/Forest2』なるものも作りません。

何をもって続編とするのか、ですが、
区別が難しい部分もあるのですが定義は決めてあって、
『同じ主人公を使うこと』、『前作の延長線上で話を展開させること』、
このどちらかを満たしているものとしています。

例えば、『死舞草』では『葉』が主人公で、『見える人』と『影』の関わりかたに焦点を当てて書きました。
『死舞草』の続編とは『葉』が主人公で、さらに『見える人』と『影』の関わりかたに焦点を当てて書くもの、
または、違う誰かが主人公で、また違う『見える人』と『影』の関わりかたに焦点を当てて書くもの、などになるでしょう。

まあでも、曖昧な定義ですので。
取り方によっては『Colors/Forest』も『死舞草』の続編と言ってしまうかたもいるのでしょうが……。

長くなりましたが、何が言いたいのかというと、
『悠』が主人公で、仲間たちと『2014年の異変』に立ち向かう、みたいな話は、
今後一切書く予定はなくて（そもそもそんな出来事は存在しませんし）、
世界観は共通しているけど、まったく別のテーマで、別の主人公を用いた、
あくまで『新作』を発表していく、
そういうスタンスでいく、ということです。

理由は前回説明したように、個人の趣向です。
あれで登場したのあのキャラが、まったく違う誰かの視点で語られるというのに、心が惹かれるからです。
それと、続編作るくらいならはじめからひとつにまとめてだせよ、とか何部作か書いとけよ、とか思ってしまうから、
というのもあります。

さてようやく本題です。
じゃあ次はどんな話をやるのか、ですが、
実現可能なものとして、次は全作品共通年表に書いてある『○○○』になります。
どれかは秘密です（いろいろネタバレになるので）。

※作品共通年表参照

あらすじや舞台、キャラ設定はもうだいぶできて、
（以前からあったものを少し手直ししただけですが）
今はプロットを作りつつ、曲も何曲か作りつつ進めています。
イラスト担当はまだ決まっていません。

少し横道にそれますが、
どれをやるかは言えませんが、どれをやらないかは言えます。
やらないものは、『5人組の物語』、と『空の上の冒険』になるのですが……。
この２つは、やらないというより、やれないのです。

『空の上の冒険』は『死舞草』よりまえに作りたいなあと思って設定だけ考えていたもので、
ノベルではなく、RPGなのです。

『5人組の物語』もせっかく厨二設定のキャラが5人出てくるので、RPGやアクションにしたいなあと考えています。
いろいろ掘り下げた設定もあります……。

ただそのためには、様々な条件をクリアしなくてはならなくて、
まず絶対条件として、プログラマーとグラフィッカー、これをそこそこ仕切れるレベルでできる人間を探してこなければなりません。
それも無償でやる、というかたを。
これがかなりハードルが高くて、もう縁としか言いようがないので……。
そのうちサイトで募集告知を出そうと思っています。
気長に待ちます。

閑話休題

とりあえず、次作についてネタバレせずに話せることは……
ええと……
あとは、ゲーム内の季節は冬、ということくらいでしょうか。
これはサウンドの話なのですが、
『死舞草』では夏を、
『Colors/Forest』では春から夏にかけての音楽をやったので、
次は冬をテーマにした曲を作りたいなあと思っています。
これは、元からひと通り四季の曲をやりたいと思ってたので（スキルアップのため）。

こんなところでしょうか。

【まとめ】
年内に新作
個人規模の製作（１～4人）
舞台は冬～春
『空の上の冒険』はRPG　（開発の目処立たず）
『5人組の物語』はRPGかアクション　（開発の目処立たず）

今年も宜しくお願い致します。