さよならMr.スティーラー


 

意味

stealer・・・泥棒
steerer・・・舵を取る人、陰謀へ導く詐欺師

 

あらすじ

光に影はつきものだ。
34区郊外。
うずたかく積もった廃棄物、抉れた地面からは汚水が滲み、壁へ続くダクトからは堪えず塵が舞う。
輝かしい生活の裏。人々が蓋をかぶせたその場所で、ひっそりと形成された街。

急速に成長を遂げたそれは、いつしか犯罪都市と囁かれるまでになっていた。
そこでは全てが許される。
そこで買えないものはない。
薬。兵器。人権。能力。
思いつく限りのあらゆる娯楽が揃えられている。

彼らはそんな街で出会い、生活を共にし、いつしか仲間と呼び合う関係になっていた。
今より少し、ほんの少しだけ贅沢に暮らしたい。
始めはただ、それだけだったのに――

くすぶる火種。
途切れたレポート。
異変。陰謀。民意。
バスとは一体?
泥棒は何を盗み、詐欺師は誰を騙すのか。
異変の原因を人々が知ったとき、明確な敵があらわになる。

そして気づけば始まっていた。
奪われたものを取り返すための戦いが。